AI電話
GoogleMap
Instagram
問診票
Web予約

インテリジェント・雑学

虫歯や歯周病を放置するとどうなる?

こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。

この記事では、虫歯や歯周病の特徴や仕組みをおさらいしつつ、放置してしまった場合のリスクや危険性を解説していきます。

■虫歯や歯周病ってどんな病気?

*虫歯

虫歯は虫歯原因菌が産生する酸により、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンが溶かされしてしまい(脱灰)、最終的に歯がもろくなって穴が空いてしまう病気です。通常私たちのお口の中は、酸性に傾いても戻そうとする再石灰化という機能が自然と働くようにできていますが、虫歯は脱灰の働きが再石灰化の働きを上回ってしまった場合に生じます。

症状が進行すると痛みや腫れなどの症状を伴い、歯の神経まで腐敗してしまうと歯を抜かなければならなくなります。初期状態ではほとんど自覚症状がないため、進行して症状が出た状態でようやく気づいて歯科医院へ行くというパターンが多いのも特徴です。定期的に歯科医院で健診を受けていればクリーニングや診察により、進行を防ぐことができるので、予防はもちろん、早期発見早期治療にも繋がります。

*歯周病

歯周病は、30歳以上の約8割がかかっているといわれるほど頻繁に発生する炎症性疾患です。歯周病は、細菌が感染することで引き起こされ、歯を支えている歯茎(歯肉)や、骨を溶かしてしまう病気です。毎日きちんと歯磨きをおこなっていても、歯と歯茎の境目や隙間などの磨きにくい場所にはどうしてもケアが行き届かないことが多いものです。歯周病はそういったお手入れしにくい隙間や溝に細菌が溜まり、停滞することで、赤みや腫れなどの症状を引き起こします。

しかし、虫歯のように痛むなどのわかりやすい自覚症状がほとんどなく、気づいた頃には重度の状態まで進行しているというケースも少なくありません。進行してしまうと、膿が出たり歯がぐらぐらと動揺して、抜歯が必要になります。

■虫歯を放置するとどうなる?

虫歯は放っておいても自然治癒はしません。ですので、歯科医院に行かずそのまま放置してしまうと、どんどん進行していきます。日常生活に支障をきたすほどズキズキと傷む「C3」と呼ばれる状態になって、ようやく歯科医院へ行くという人も少なくありません。この状態よりも早く歯科医院へ行くのが望ましいですが、C3の状態でもまだ歯を残せる可能性はあります。

しかし、この耐え難い痛みを伴う状態を越えてしまうと、いずれ痛みがなくなります。痛みがなくなるので「治った?」「気のせいだったのかな」と勘違いをしてしまう人も多いですが、痛みが感じなくなったのは、虫歯が進行して歯の神経まで腐敗してしまったからです。この状態を「C4」といい、有無を言わさず抜歯となります。

C4の状態になっても抜歯することなく放置すると、虫歯の菌が顎骨にまで侵入してしまい、

いずれ「骨髄炎」を引き起こします。ひどい口臭の原因となったり、顔や顎が腫れてしまったりと、お口の中以外にも影響が及ぶようになってしまいます。最悪の場合、顎骨に侵入した虫歯菌が全身や血管に巡ってしまうこともあり、そうなると、心筋梗塞や脳梗塞、敗血症など、全身疾患を引き起こす原因にもなってしまいます。虫歯はお口の中から発生する病気ですが、人間の体はつながっているため、放置してしまうと

全身がぼろぼろになってしまうのです。

■歯周病を放置するとどうなる?

歯周病は生活習慣病ともいわれるほど、生活習慣が崩れることで発生することが多い病気です。

歯周病を放置してしまうと歯がぐらついて抜歯が必要になるというのは先述した通りですが、

歯周病が引き起こす影響はそれだけにとどまりません。

歯周病は、1本の歯だけではなく、周囲の歯にも感染してしまう恐ろしい病気なので、感染したまま放置したままにしておくと、最終的に自分の歯を何本も失ってしまうことになります。さらに、歯周病は全身疾患との関連性も高いといわれており下記のような病気を引き起こす原因になってしまいます。

・糖尿病

・肺炎

・心臓病

・バージャー病

・低体重児

・早産

・骨粗しょう症

・動脈硬化

・心臓疾患

・脳梗塞

歯周病は、これほど多くの病気と深く関わり合っているのです。

■虫歯や歯周病を予防するために

虫歯や歯周病は、早期発見早期治療が大切ですが、それよりも重要なのは、ならないようにしっかり予防していくことです。毎日のブラッシングは正しい方法で丁寧に優しく行い、磨きにくい箇所は歯間ブラシやデンタルフロスを活用することで、汚れを落としやすくなります。また、自分で行うセルフケアだけでは、どうしても不十分で初期症状にも気づけません。

歯科医院の定期健診も3ヶ月〜半年に1回は受けるようにして、プロのお手入れもしっかりしてもらいましょう。おうちでのセルフケアのポイントや自分の歯に合ったブラッシング方法なども教えてもらうと良いでしょう。

■まとめ

虫歯や歯周病がお口の中だけの病気、というのは大きな間違いです。放置してしまうと恐ろしい状態になってしまうということをしっかり覚えておきましょう。歯科医院の定期健診は面倒がらずにしっかり行きましょう。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事

  1. 口内炎は歯科医院で見てらもらえる?種類や原因を解説

  2. 舌磨きはしない方がいいの?メリットデメリットや注意点

  3. 知覚過敏は歯科医院を受診した方がいい?