こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
ちょっとつまづいてしまって顔をゴツンとぶつけてしまった。
「痛ーい!あれ!?歯がなんか変・・・」
歯がとれてしまった!!!
こんなことになってしまったら大変。
歯がとれてしまうのは子供の時が多いです。
初期対応を誤ると取り返しの付かないことになってしまうかも!
今回は新しいガイドラインをもとに対処法と、してはいけないことをまとめました。
歯が欠けたり、揺れたりと言う場合はこちら
→緊急!歯をぶつけたらまずすること~対処法まとめ~
まずすること!
とれてしまった歯を見つけて、なるべく早く歯科医院へ受診することです。
歯の周りに付いている細胞が死んでしまうと戻せる可能性が極端に下がってしまいます。
してはいけないこと!
根の部分を指で触らない、こすらない。
根の部分には沢山の大切な細胞が付いています。
そこを汚れたからといって安易に触らないようにしましょう。
汚れがあまりにも目立つ場合は優しく水でさっと洗ってください。
その時、持つ場所は歯の頭の部分(いつもお口の中に見えている部分)を持ちましょう。
その時洗剤や石鹸などは使わないでください。
水道水に付け込まない
体の細胞は浸透圧の関係で水道水は適しません。
水につけておくとドンドンと歯の周りの細胞が死んでいっていまいます。
しかし、細胞は乾燥もいけません。
細胞を歯科医院に持っていくまでの間、なるべく長く生きていられるようにする、身の回りにある液体があります。
これに保管して歯科医院へ
歯の保存液
歯の細胞を長生きさせる為に最も適した液です。
これがあれば理論上は24時間細胞が生きていられます。小学校の保健室や子どもが多い公共施設には置いてあるところも多いので、まずはこれに保管することを考えましょう。
2000円程という手軽さと1回買うと2年間は有効なので、小さいお子さんのいるご家庭でも、もしもの為に持っておく方が増えていますね。
卵白
歯の保存液がなければ、卵を探してください。
半分にそぉーと割り、その中に歯を入れてください。
歯の保存液にはおよびませんが、最近の研究では牛乳よりも高い保存性があることがわかってきました。
ただちに再植できない場合には、卵白で脱落歯を一時的に保存することを提案する。それが入手できない場合には、牛乳を使用することを提案する。
ただし、卵アレルギーの人には使えないので注意してください。
牛乳
卵がなければ比較的見つけるのが簡単な牛乳がいいでしょう。
これはみなさん知ってる方も多いと思います。
できればですが、乳脂肪分が多いものはさけた方が懸命です。
生理食塩水
生理食塩水とは0.9%の食塩水という意味です。
とは言ってもすぐに購入できるわけではないので、水と塩で作りましょう。
500mlのペットボトルの水に小さじ1杯(約5グラム)の食塩を入れれば完成です。
これである程度は歯の細胞を保存できる溶液ができました。
余談ですが、作った食塩水で鼻うがいをしてもシミません。
口の中
あまりおすすめはできませんが、口の中も歯の保存に適しています。
飲み込まないように、他の歯に当たって傷づけないように、舌でなるべく触らないように十分に注意してください。
まとめ
歯が抜けてしまった場合は一刻一秒をあらそいます。早ければ早いほどその後の予後がよくなる可能性が高いです。
今日読んだ保存に適したものは頭の片隅にでも覚えておきましょう。
できれば保存液を準備しておくと安心ですね。
ですが、こんなことが起きてしまわないように、予防することも大切です。
前歯を出ているのを矯正治療したり、コンタクトスポーツはマウスガードをつけることで、歯の外傷の予防ができます。
今日は歯の抜けてしまったときの緊急対応を学んだことで、あなたのデンタルIQが上がりました。
デンタルIQを上げて素敵な笑顔と健康を手に入れましょう。
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