こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「なんだかお口の中が乾燥している気がする」「お口が乾いていて不快感がある」と感じていませんか?口腔乾燥症は別名ドライマウスといわれますが、ドライマウスのよる悪影響はお口の中の不快感だけではありません。
今回の記事では、ドライマウスが招くリスクや対策をご紹介します。
■こんな症状はありませんか?
・口臭が気になる
・お口の中がネバつく
・水分補給したくなり寝ている最中目が覚める
・異様に喉が渇く
・舌がヒリヒリ痛む
・笑うと前歯に唇がくっつく
・パサパサしている水分の少ないものが食べにくい
上記の症状に当てはまる方は、ドライマウスの可能性が高いので要注意です。
■お口の中が乾燥することによるリスク
お口の中が乾燥することで起こりうるリスクには下記のようなものがあります。
①口臭の原因になる
お口の中の唾液の量が減って乾燥してしまうと、口臭の原因となる物質も増殖し、口臭が気になるようになります。自分でも口臭が気になると不快感があると思いますが、口臭は周囲の人も不快な気持ちにさせてしまいます。対人関係にも支障が出てしまうリスクがあるので、深刻な問題です。
②虫歯や歯周病のリスクが高くなる
唾液が持つ働きはこの後詳しくお話ししますが、唾液には、殺菌作用や、自浄作用、抗菌作用などがあるため、唾液の量が減ってドライマウスの状態になると、これらの作用がうまく働かず、お口の中の細菌が増えてしまいます。虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまうのは、ドライマウスの深刻な問題のひとつです。
③風邪をひきやすくなる
ドライマウスは口呼吸が原因で起きていることも多く、口呼吸をしていると細菌やウイルスがダイレクトにお口の中に入り込んでしまいます。鼻呼吸のようにバリアしてくれないので、風邪をひきやすくなり、ウイルス性の疾患のリスクも高くなります。
④誤嚥性肺炎を引き起こす起こすリスクが高くなる
お口の中が乾燥してしまうと、細菌が入り込みやすいうえ、繁殖しやすくなります。すると細菌が肺にまで及んでしまい、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクも高くなってしまいます。
⑤食事がスムーズにできなくなる
お口の中が乾いていると、食事をスムーズに飲み込みにくくなるため、食事を心から楽しめなくなる可能性があります。生活の質を下げてしまう要因になります。
■ドライマウスの原因
大切なのはまず、原因が何かをしっかり把握することです。何が原因なのかによって対策は変わってきます。ドライマウスの原因としては、口呼吸などの癖をはじめ、薬の副作用やストレスによって唾液の分泌量が減少してしまっている、ほかの疾患の影響で唾液の量が減ってしまっているなどがあげられます。そのほか、お口の中の細菌が多くなり、ネバつきが気になることもあります。
■ドライマウスの対策
口呼吸が原因でドライマウスになってしまっている場合は、口呼吸を改善する必要があります。どうしても治せない場合は、口元にテープを貼って鼻呼吸を促すこともおすすめです。鼻づまりが原因で口呼吸になってしまっているケースも多いので、その場合は耳鼻科でしっかり鼻の病気を治しましょう。
薬の副作用や病気が原因の場合は薬の種類を変えてもらったり、まずは病気の治療に専念することが大切です。どの原因においてもおすすめの対策が唾液腺のマッサージです。空いた時間にできる簡単なものなのでぜひ日常生活に取り入れてみてください。そのほか、食事をするときはよく噛んで食べることを意識し、乾燥対策のためにキシリトールのガムを噛むなどの工夫も必要です。
■まとめ
ドライマウスは不快感を感じるくらいだし…と放置してしまうと、虫歯や歯周病になりやすくなり、風邪を引いたり流行りのウイルス性疾患にかかってしまう可能性があります。冒頭で紹介したチェックリストに当てはまる方は、ドライマウスの対策を心がけてみてください。毎日丁寧にブラッシングしてお手入れすることも大切です。
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