こんにちは。習志野駅から徒歩1分の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
自分の子の歯が揺れ始めた!
子どもの成長を感じられて嬉しいですよね。
でもちょっと待って!
生え変わりの時の重要なことあなたは知っていますか?
知らずに放おって置くと良くない方に成長してしまうかもしれません。
生え変わりの時に虫歯になりやすい?
順序と時期は正しいの?
歯医者さんで抜いたほうがいいのか?
歯の本数が元々足りないって・・・?
知らないことも多いですよね。
今回はまず生え変わりの時期の虫歯についてまとめました。
実は生え変わりの時期は人生で一番歯が虫歯になりやすいんです。
生え変わりは虫歯になりやすい
①歯が成熟していない
初めてお口の中に出てきた大人の歯はまだ未成熟です。
歯の表面は虫歯菌に弱く溶かされやすい構造です。
通常生えてから2~3年かけてゆっくりと成熟してきます。
さらに出てきたばかりは歯がすり減っていないので溝の形が複雑です。
複雑なところに入り込んだ食べカスの残りは歯ブラシで落としきるのは難しいです。
②磨きにくい
生えたばかりの歯はまだ伸びている途中なので低い位置にあります。
低い位置にある歯は意識して磨かないと歯ブラシが届いていないことが多いです。
磨き残しが直接虫歯と関係していきます。
③自浄性が低い
上下の歯は噛みあうことでお互いをキレイにしあっています。
これを自浄性と言います。
生えたばかりで上下が噛み合っていないと自浄性が低いです。
噛み合っている他の歯は歯磨きする前でもある程度キレイなのに
生えてきた大人の歯の周りだけべったりと汚れが・・・
なんてことも良くあります。
しっかりと毎回歯ブラシをすることで汚れを落としてあげることが大切です。
④よく噛まない
生え変わりの時期はかみ合わせに関与する歯の本数が一時的に少なくなるため噛みにくくなります。
この時、無意識に柔らかいものを好み、噛む回数が減ります。
柔らかいものは歯の溝を埋めるように入り込んで虫歯の原因になります。
しかもあまり噛まないため唾液の作用が少なくなり自浄性が少なくなります。
この状態で歯ブラシを怠ると・・・
リスクが高まってしまいます。
よく噛まないことが癖になると、消化が悪くなり、骨の発育に影響してきてしまいます。
虫歯対策
①歯磨き
やっぱり一番は歯磨きです。
6歳で最初の大人の歯が出てきますが、その時は子ども1人で歯ブラシしても全く磨けてないと思ってください。
子どもは歯ブラシの練習をしているだけでパパ・ママの仕上げ磨きで虫歯を防いであげてください。
早い子は5歳ごろから生えてくるので毎日奥歯の様子を観察しましょう。
出てきたら仕上げ磨きの最初に磨いてあげてください。
6歳臼歯の大人の歯の虫歯の責任は100%親にあると思ってください。
かわいいわが子に一生残る傷を付けたくないですよね。
②フッ素
生えてきたばかりの歯は成熟していないと先ほどお話ししました。
成熟してない歯は外部からの影響を受けやすいです。
虫歯菌の影響もそうですが、歯を強くするフッ素の影響も受けやすくなっています。
歯磨き粉のフッ素を効率よく吸収してくれます。
また、歯磨き粉では極めて低濃度でしかフッ素が使えません。
歯医者さんで高濃度のフッ素を安全に使ってあげると虫歯のリスクを格段に下げることができます。
③シーラント
歯の溝をあらかじめ樹脂で埋めてしまう予防の治療をシーラントといいます。
どうしても磨きにくいところはシーラントに助けてもらいましょう。
シーラント処置は、学童期児童の第一大臼歯の新たなう蝕の発生を66%抑制する
歯科衛生士 2014年4月号
これは歯を削らずに埋めるだけなので将来は自然に取れてしまいます。
生え始めの2~3年はこの予防をおこなうと深い溝からの虫歯対策に効果的です。
まとめ
まずはお子さんの奥歯を見てみましょう
前から6番目歯があればそれは大人の歯です。
何としても虫歯にならないように守ってあげてください。
その前にやっておかなければいけない重要な事が1つあります。
それは乳歯の虫歯を作らないことです。
虫歯菌は虫歯がある歯から唾液を通じて生えてきたばかりの歯に移ってきます。
乳歯の虫歯がなければ菌がいないのでリスクを最小にできます。
生え変わりの時期に焦るのでなく普段からのケアが大切ですね。
生え変わりの時期の虫歯について知識が増えましたね。
デンタルIQをあげて素敵な笑顔と健康を手に入れましょう!
コメント