こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
歯科検診は、お口の中の健康を維持するためにとても重要です。しかし、歯科検診の頻度や行う内容は年齢によっても異なります。
本記事では、年齢別の歯科検診の内容やおすすめの頻度について詳しくお話しします。
■0〜5歳:乳幼児の歯科検診
乳歯が生え始める生後6か月頃から1歳までには、初めての歯科検診を受けることが推奨されています。この時期の検診は、子どもが歯医者に慣れることも目的の一つです。後々歯医者嫌いにならないためにも歯医者さんに慣れさせてあげましょう。このくらいの年齢では、乳歯の状態や噛み合わせの確認、虫歯の有無のチェックが主な内容です。また、歯磨きの方法やフッ素塗布による虫歯予防も行われます。また、おうちでは、親御さんが子どもの歯磨きをサポートし、食事後の歯磨きを習慣化させることが大切です。
【頻度】
2歳までは半年に一度の検診が理想的です。
■6〜12歳: 学齢期の歯科検診
6〜12歳頃の時期は、乳歯から永久歯への生え変わりが進む重要な時期です。歯の生え変わり状況や、噛み合わせの確認が中心となります。歯列矯正をはじめるのにもおすすめの時期とされています。早期に問題を発見し、適切な対策を取ることで、健康な永久歯の発育を促すことにつながります。歯科検診では主にフッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)による虫歯予防が行われます。また、正しい歯磨きの方法や食生活のアドバイスも受けられます。
【頻度】
この時期は、3〜6ヶ月に一度の定期検診が推奨されます。
■13〜18歳:思春期の歯科検診
学齢期と同じように、この時期に矯正治療を始める子どもも多いです。歯並びや噛み合わせの問題を早期に発見し、必要に応じて矯正治療を開始します。このくらいの年齢になると、自己管理能力が高まります。正しい歯磨き方法やデンタルフロスの使用など、口腔衛生習慣を確立させるための指導も行われるようになります。虫歯や歯周病の予防はもちろん、スポーツをするお子さまにはマウスガードの使用がすすめられることもあります。
【頻度】
この時期は、3〜6ヶ月に一度の定期検診が推奨されます。
健康的な状態であれば半年に一度で問題ないと言われることもあります。
■19〜64歳:成人の歯科検診
成人期は虫歯や歯周病のリスクが高まる時期です。歯石の除去や歯周ポケットの測定、歯肉の状態のチェックが行われます。お口の中の健康は全身の健康にも影響します。早期発見と予防を目的とした定期検診を続けることで、健康な生活を維持できます。また、プロフェッショナルクリーニングやホワイトニングなど、審美歯科を行う方も増えてきます。自費診療を受ける患者様も増えてくる時期です。
【頻度】
3〜6ヶ月に一度の定期検診が推奨されます。
健康的な状態であれば半年に一度で問題ないと言われることもあります。
■65歳以上:高齢者の歯科検診
高齢者は唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが増加します。また、義歯やインプラントの状態を定期的にチェックし、適切なケアを行うことが重要になります。
義歯が合わなくなった場合は調整が必要です。そのほか、認知症の進行による口腔ケアの難しさも考慮し、ご家族や介護者への指導が行われることもあります。
【頻度】
3〜6ヶ月に一度の検診が推奨されます。
糖尿病や心疾患など、慢性疾患を持つ人の口腔内の状態は特に重要です。
■歯科検診の注意点
年齢別の内容や頻度を紹介しましたが、これはあくまで一般的な基準であり、糖尿病や心疾患など、慢性疾患を持つ人の口腔内の状態は特に重要になります。そのため、担当医の指示に従って歯科検診や必要な処置を受けることが大切になります。病気の進行と口腔内の健康状態は密接に関連しているので、歯科検診は怠らないようにしましょう。
■歯科検診の一般的な流れ
・事前の準備
歯科検診を受ける前には、歯磨きやうがいをして口腔内を清潔に保ちましょう。また、持病や服用中の薬について事前に歯科医に伝えることが大切です。
・検診の具体的な内容
問診、視診、触診、レントゲン撮影などが行われ、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態がチェックされます。
・検診後のフォローや指導
検診後に必要な治療や予防措置が提案されます。定期的な検診を受け続けることで、健康な口腔内を維持できます。
■まとめ
ご自身の年齢と照らし合わせながら、年齢ごとの歯科検診の重要性を再確認しましょう。定期検診を欠かさず受けることで、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を保つことができます。口腔内の健康は全身の健康につながっているので自覚を持ってしっかりケアしていきましょう。
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