知っ得!唾液の驚くべき6つの機能と効果~全身の健康を守る~
こんにちは。習志野駅から徒歩20秒の予防歯科、ウィステリアデンタルケアです。
「唾液」というと日常生活の中では「つば」や「よだれ」など口から出たら嫌われ者になってしまい、あまり良いものというイメージを持ってない方も多いかと思います。
しかし、侮ってはいけません。
唾液にはまだ十分に知られていない沢山のとても素晴らしい効果があります。
今回は知られざる驚くべき唾液の効果についてまとめていきました。
もし唾液が全然出なかったら
普段意識もせず口の中に出ている唾液ですが、通常は1日に1~1.5リットル程出ていると言われています。
大きいペットボトル1本分と考えると多いですよね。
この唾液がもし出なくなってしまったら一体どうなってしまうでしょうか?
①虫歯や歯周病が多くなる
②口臭がひどくなる
③味を感じなくなる
④口の中がいつもピリピリした感じになる
⑤すぐ体調を崩しやすい体になる
⑥ガンや肺炎など怖い病気も・・・
もっと沢山ありますが、パッと思いついただけでもこんなに多くの悪いことが起きてしまいます。
普段嫌われものとして扱われてしまっている唾液ですが、縁の下の力持ちとしてお口の中だけではなく、実は全身の健康までを支えているんですね。
では次は本題である唾液の素晴らしい機能と効果についてまとめていきます。
唾液の効果
唾液には大きく分けて6つの機能を持っています。
自浄作用
汚れを洗い流す作用です。
適度な粘性を持った唾液がお口の中にとどまっている汚れを洗い流してくれています。
汚れを落とし口臭や虫歯歯周病を予防してくれます。
緩衝作用
お口の中を中性に保とうとする作用です。
お口の中は様々な環境に変化します。
熱いもの冷たいもの酸っぱいもの甘いもの、、、色々な刺激に対して元の環境に戻そうとする力が唾液にはあります。
中でも甘いものを食べた時、虫歯菌が歯を溶かそうと作った酸を中和してくれる機能はとても重要で、唾液が多い方は虫歯になりにくいと言えます。
再石灰化作用
虫歯菌により溶けかけた歯を修復して強くする作用です。
唾液には歯の硬い成分の1つであるカルシウムやリンが多く溶け込んでおり、弱っている歯の部分ではその部分を再石灰化させる機能を発揮します。
抗菌作用
菌やウイルスに対して殺菌・抗ウイルスをおこなう作用です。
体内の出入口である口は様々な菌やウイルスが入り込もうとしてきます。
そこの免疫の全てを担っているのが唾液です。
唾液の中には10種類以上の免疫物質や酵素が入っています。
多様な菌・ウイルスに対して多様な免疫物質や酵素で抵抗しています。
消化作用
糖を分解して細かくする消化酵素の作用です。
お米を良く噛んでいると甘く感じるのはこの酵素の作用です。
よく噛むと消化が良くなるのはこの作用も影響しています。
湿潤作用
お口の中を保湿してくれる作用です。
上記の物に比べて大した事ないと思うかもしれませんが、大事な作用です。
お口の中の粘膜が乾燥していまうと炎症が起こりやすくなっていまいます。
唾液がすごく少ない場合は少し擦れただけで赤くなっていまう程です。
そうなってくるとどうなっていしまうのか?
喋るだけで舌が痛い、飲み込めない、口の中がヒリヒリする、口内炎がすぐできる治らない、、、
など悪いことがたくさん起きてしまいます。
唾液をしっかり出すためには
一番の秘訣は
「良く噛み・良く話し・よく笑う」ことです。
唾液を作り出す唾液腺は使わないと段々と機能が弱ってしまいます。
唾液腺の周りには顔の大きな筋肉が付いているので、筋肉を動かして唾液腺に刺激を与えましょう。
もう一つ唾液の作用を十分に発揮するために重要なのは、
「鼻呼吸」をすることです。
普段口で呼吸してしまいがちなお口ポカンの人は唾液がいっぱい出たとしてもすぐに乾燥してしまい、唾液の効果が十分に発揮できません。
唾液は様々な体の影響を受けます。
「体の水分量」「緊張度合い」「ストレス」「内服薬」、、、
こまめに水分を取りストレスをなるべくためず、お薬に頼らない生活ができるように心がけると良く唾液が出る健康的な生活ができます。
中でも副作用で唾液が出にくくなる薬は400種類以上あると言われ、生活習慣病でお薬を毎日飲んでいる方は、唾液減少の副作用がないお薬を探すほうが難しいとまで言われています。
まとめ
まずはよく噛むことから始めましょう。
唾液は邪魔者ではなく沢山の機能を持った不可欠なものです。
唾液を沢山出せるように日々の生活で意識してみましょう。
唾液の機能と効果を知ったことであなたのデンタルIQが上がりましたね。
デンタルIQをあげて素敵な笑顔と健康を手に入れましょう。
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